鮎の友釣りってどんな釣り?

  • 2020.08.28
鮎の友釣りってどんな釣り?

釣りの中でもエサやルアーなどを使わないちょっと特殊な鮎の友釣りという釣り方。

なんとなく鮎で鮎を釣る、って言うのは耳にしたことがあるけれど……という方も多いでしょう。

ここでは鮎の友釣りはどう成り立っているのか、見ていきたいと思います。

鮎はエサ場に侵入してきた他の鮎を追い払う

鮎は石についてコケを食べています

そのため自分のエサ場である石に、他の鮎が侵入してくると体当たりをして追い払うという修正があります。「追い気がある」と言われる鮎で、体には黄色い追星という色が鮮やかに浮き出ている個体が多くいます。

鮎の友釣りはこのような、エサ場に侵入してきた他の鮎を追い払うという、鮎の習性を利用した釣りなんですね。

オトリに攻撃してきた鮎が引っかかる

鮎の仕掛けはオトリ鮎を鼻勘でくっつけて、そこから針が伸びている仕掛けになります。(ざっくりですが……)

イラストみたいな感じです(汗)下手で申し訳ない……

オトリに攻撃してきた鮎が、この針に引っかかると釣れるという、鮎にとっては何とも理不尽な、極悪極まりない釣りでしょうか(笑)

しかも釣れた後も、オトリとしてこき使われるという。

掛かった瞬間のアタリは強烈!

トロ場やチャラ、石裏なんかで釣れたときは、アタリが分からないこともありますが、基本的に鮎は瀬につく魚です。

瀬で追星が出ている鮎がかかると、竿に強烈なアタリが出ます。もう竿先が一騎に入っていくほどです。

この強烈なアタリは、ブリのような大物釣りとも、キスのような小気味いい引きとも違います。独特なアタリです。

人によっては「どかーん!」「ガツーン!」「ドーン!」なんて形容されるようなアタリです。

釣れるときは2匹くっついてくるから引きがすごい!

女子釣り部キャプテン カオリ

アタリだけでなく、かかった後も瀬を必死に下ろうとします。その引きもまた強烈で、アタリと引き、これらが楽しすぎて、真夏の暑い中に川へ浸かって必死にみんな鮎釣りをしてるんです。

引きがすごい理由は、他の魚は食性を利用するので、針は当然口にかかっています。口にかかると魚の流線型の形は、水の抵抗を受けにくくしてくれるんです。

ただ鮎の場合、背中にもかかることがあって(背掛かりといって一番いい形です)この背掛かりだと、水の抵抗をモロに受けます。それでも必死に竿の力に抵抗しようともがくものですから、水の中にギュンギュンと引き込むような強い引きが生まれるんですね。

なかなかイメージがしにくい鮎釣りですが、なんとなくご理解いただけたでしょうか。

まずはこのなんとなく理解するのが大切なんです。こんな釣りもあるんだな、と覚えておいていただけるだけで、鮎釣りへの理解度が深まっていきますよ。